PR

Excelで画像が表示されない・消える原因は?対処法を症状別に解説

この記事は約8分で読めます。

「Excelに貼り付けた画像が表示されない」
「さっきまで見えていた画像が消えた」
「セルに配置した画像が見えなくなった」

このような場合、画像データそのものが消えているとは限りません。

Excelの表示設定や画像の配置方法、Officeの状態などが原因で、画像が見えなくなっていることがあります。

まずはファイルを作り直したり画像を貼り直したりせず、どのような状態で画像が表示されないのかを確認してみましょう。

この記事では、Excelで画像が表示されない・消えるときの原因と対処法を、症状別にわかりやすく解説します。

Excelで画像が表示されない・消えるときは、まず症状を確認

Excelの画像トラブルは、症状によって確認するポイントが異なります。

まずは自分の状況に近いものを確認してください。

症状最初に確認したいこと
シート上の画像がすべて表示されないオブジェクトの表示設定
「セルに配置」した画像が消えたセル内画像かセル上画像か
一部の画像だけ消えた・見えない行・列や画像の配置状態
赤い×が表示されるOfficeの更新・画像データ・リンク
ファイルを開き直すと表示されない別の場所への保存・ファイル状態
印刷すると画像が出ないオブジェクト表示・印刷設定

最初からすべての対処法を試す必要はありません。

症状に近い項目から順番に確認したほうが、原因を見つけやすくなります。

Excelの画像が表示されない場合は「オブジェクトの表示」を確認

Excel上から複数の画像や図形がまとめて消えたように見える場合は、最初にオブジェクトの表示設定を確認しましょう。

Excelには、画像や図形などのオブジェクトをまとめて非表示にする設定があります。

Windows版Excelでは、次の順番で確認できます。

  1. 「ファイル」をクリック
  2. 「オプション」を開く
  3. 「詳細設定」をクリック
  4. 「次のブックで作業するときの表示設定」付近までスクロール
  5. 「オブジェクトの表示」を確認
  6. 「すべて」を選択する

Microsoftの公式サポートでも、「オブジェクトの表示」を「すべて」にすると、画像・図形・テキストボックスなどのグラフィックオブジェクトが表示されると案内されています。

反対に「なし(オブジェクトを非表示にする)」になっていると、画像や図形が見えなくなり、非表示のオブジェクトは印刷もされません。

Ctrl+6を押してしまった場合も確認

Excelでは、一部の環境で「Ctrl+6」によってオブジェクトの表示状態が切り替わることがあります。

「何も設定を変えた覚えがないのに、急に画像が消えた」という場合は、誤ってショートカットを押している可能性もあります。

画像がすべて見えなくなった場合は、「オブジェクトの表示」が「すべて」になっているか確認してみてください。

「オブジェクトの表示」が「なし」になっていたら、「すべて」へ変更してください。

「セルに配置」した画像が消える場合

最近のExcelでは、画像には大きく分けて、

  • セルの上に浮かせて配置する画像
  • セルの中に配置する画像

があります。

Microsoft 365およびExcel 2024では、画像を直接セル内に配置する「セル内のピクチャ」が利用できます。

この違いを知らないまま操作すると、

「今まで普通に動かせた画像が動かせない」
「セルを操作したら画像まで変わった」
「セルに配置したら画像が消えたように見える」

と感じることがあります。

セル内画像かどうかを確認する

画像を右クリックして、セル内画像に関するメニューが表示されるか確認してください。

セル内の画像は、右クリックメニューから**「セルの上に配置」**へ変更できます。

逆に、セルの上に浮いている画像は、

  1. 画像を選択
  2. 「図の書式設定」タブを開く
  3. 「セル内に配置」を選択

することでセル内画像へ変更できます。

画像を商品の一覧表や社員名簿などでセルとセットにして管理したい場合は、セル内画像が便利です。

一方で、画像を自由な位置へ配置したい場合は、セルの上に配置する方法のほうが扱いやすいことがあります。

目的に応じて使い分けましょう。

一部の画像だけ消える・表示されない場合

「すべての画像ではなく、一部だけ見えなくなった」という場合は、行や列の操作、画像の位置を確認します。

例えば、

  • 行を非表示にした
  • 列幅を大きく変更した
  • 行の高さを変更した
  • 行や列を削除した
  • 画像が小さくなった
  • 画像が別のセル付近へ移動した

といった操作によって、画像が消えたように見えることがあります。

セル上に置いた画像はプロパティも確認

セルの上に配置している画像の場合は、

  1. 画像を右クリック
  2. 「サイズとプロパティ」を開く
  3. 「プロパティ」を確認

してください。

画像をどのように使いたいかによって、

  • セルに合わせて移動やサイズ変更をする
  • セルに合わせて移動するがサイズ変更はしない
  • セルに合わせて移動やサイズ変更をしない

といった設定を使い分けます。

「どれを選べば絶対に画像が消えない」というものではありません。

例えば、表の行と画像を一緒に移動したい場合と、画像をシート上の固定位置に置きたい場合では、適した設定が異なります。

赤い×が表示されて画像が見えない場合

画像の代わりに赤い×が表示される場合は、単なるオブジェクト非表示とは別の原因が考えられます。

Microsoftは、画像が正しく表示されない、または赤い×が表示される場合の対処として、

  • Officeを最新の状態に更新する
  • 「名前を付けて保存」で別の場所へ保存する
  • ファイルを閉じて再度開く
  • リンクされた画像の場合はリンク元を確認する

などを案内しています。

まずは重要なファイルのコピーを作ったうえで、Officeの更新状況を確認してみましょう。

リンク画像を使っている場合は注意

画像がExcelファイル内に埋め込まれているのではなく、別ファイルへのリンクとして挿入されている場合、元画像を移動・削除したことによって正常に表示できなくなる可能性があります。

特に、

  • 別のPCへExcelファイルを移した
  • メールでExcelだけ送った
  • ネットワークフォルダーの構成を変更した

といった直後に画像が表示されなくなった場合は、元画像とのリンクも確認してください。

ファイルを閉じて開き直すと画像が表示されない場合

保存したExcelを開き直したときに画像が表示されなくなった場合は、すぐに「画像データが完全に消えた」と判断しないほうがよいでしょう。

まずは次の順番で試します。

  1. 元ファイルをコピーしてバックアップする
  2. Excelを終了する
  3. Officeを最新の状態へ更新する
  4. ファイルを別のフォルダーへ「名前を付けて保存」する
  5. 保存したファイルを再度開く

Microsoftも、画像が正常に表示されない場合の対処として、Officeの更新や別の場所への保存を案内しています。

「.xlsxにすれば必ず直る」わけではない

古い「.xls」ファイルを使用している場合は、現在のExcelで利用する目的から「.xlsx」形式への移行を検討してもよいでしょう。

ただし、

.xlsx形式に変更すれば、画像が表示されない問題が必ず解決するわけではありません。

表示設定、画像のリンク、Office側の問題など、別の原因も考えられます。

そのため、保存形式だけを変更して解決したと判断せず、症状に応じてほかの項目も確認してください。

印刷すると画像だけ表示されない場合

画面上では画像が見えるのに、印刷プレビューや印刷結果では画像が出ない場合があります。

この場合も、最初に「オブジェクトの表示」を確認します。

Microsoftによると、「オブジェクトを非表示」にしている場合、非表示の画像や図形は印刷されません。

そのうえで、

  • 印刷範囲に画像が含まれているか
  • 画像がページ外へ移動していないか
  • ページ区切りが想定どおりか

も確認してください。

「この画像は表示できません」と出る場合

「この画像は表示できません」というメッセージが表示されている場合も、表示設定だけが原因とは限りません。

まず、

  • Excel・Officeを更新する
  • ファイルを別の場所へ保存する
  • Excelを再起動する
  • 元画像が残っているか確認する
  • 別のPCや別ファイルでも同じ症状が出るか確認する

という順番で切り分けると原因を探しやすくなります。

重要なExcelファイルの場合は、何度も上書き保存する前にコピーを作っておきましょう。

それでもExcelの画像が表示されない場合

ここまで確認しても直らない場合は、問題が「画像」ではなく「Excelファイルそのもの」にある可能性も考えます。

次の方法で切り分けてください。

新しいExcelファイルに同じ画像を入れてみる

新規ブックを作成し、問題の画像を挿入します。

新しいファイルでは正常に表示されるのであれば、元のExcelファイル側に原因がある可能性があります。

反対に新しいファイルでも表示されない場合は、Excel側や画像ファイル側も確認する必要があります。

別の画像でも確認する

JPEGやPNGなど、別の画像を挿入して確認してください。

Microsoftによると、Excelのセル内画像ではJPG/JPEG、PNG、BMP、ICO、WEBP、TIF/TIFF、GIFなどがサポートされています。

特定の画像だけ表示されないのであれば、その画像ファイル自体に原因がある可能性もあります。

Officeを更新する

画像表示に予期しない問題が発生している場合は、Officeを最新状態に更新します。

仕事で使用しているPCでは、会社側でOfficeの更新を管理している場合もあるため、自分で更新できない場合は社内のシステム担当者へ確認してください。

Excelの画像トラブルを防ぐためにできること

画像トラブルを完全に防ぐことは難しいですが、重要なExcelファイルでは次の点を意識しておくと安心です。

  • 重要なファイルはコピーやバックアップを残す
  • セル内画像とセル上画像を目的に応じて使い分ける
  • 大きな修正をする前に別名で保存する
  • Officeを定期的に更新する
  • リンク画像を使っている場合は元画像を不用意に移動しない

特に業務で何度も更新するファイルは、トラブルが起きてから復旧方法を探すより、元に戻せる状態を用意しておくことが重要です。

まとめ:Excelの画像が表示されないときは症状から原因を切り分けよう

Excelで画像が表示されない・消える原因は1つではありません。

まずは、

  1. オブジェクトの表示設定を確認する
  2. セル内画像かセル上画像か確認する
  3. 一部だけ消える場合は行・列やプロパティを確認する
  4. 赤い×などが出る場合はOffice更新やリンクを確認する
  5. 直らない場合は別ファイル・別画像で切り分ける

という順番で確認してみてください。

特に、画像がすべて突然見えなくなった場合は、**「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」→「オブジェクトの表示」**を最初に確認するのがおすすめです。

Excelのトラブルを減らしながら作業をもっと効率化したい方は、次の記事も参考にしてください。

毎日のExcel操作そのものを見直すと、トラブルへの対処だけでなく、普段の入力や資料作成にかかる時間も減らせます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました